ヒヤリハット_ハインリッヒの法則
こんにちわ。沢村秋岳です。
今回は、よく耳にした事があると思われる、「ヒヤリハット」について書いてみます。
“ヒヤリハット” という言葉自体は、かなりの方が耳にした事があると思います。
その名の通り、ヒヤリとした体験、ハッとさせられた経験を指す言葉です。
そのヒヤリハットを更に具体的に数値化した法則があります。
それが “ハインリッヒの法則” という、リスクマネジメント業界ではかなり有名な法則になります。
下の図をご覧下さい。
図を見れば一目瞭然ですね。
ハインリッヒの法則は、別名 1:29:300の法則 とも言われ、
1件の重大な事故の裏には、29件の軽微な事故や災害(理由)があり、
29件の軽微な事故や災害の裏には、300件のヒヤリハットが存在する。
という考え方です。
1件の重大な事故を防ぐためには、300のヒヤリハットを無くしていく事が大切で、そのために必要な事を考えて実践しよう。というのが、ハインリッヒの法則を建設的に捉えた思考ではないでしょうか。
300のヒヤリハットを未然に防ぐ。
言葉でいうと非常に簡単ではありますし、業種や業態によっては意識で改善できる問題だと思います。
もっとも、自動車の運転の場合は、様々な外部要素(他の車や歩行者等)が絡んでくるため、自己防衛の限界はありますが、それでも、300のヒヤリハットを未然に防ぐという意識はとても大切です。
何故なら、運転は、慣れれば慣れるほど、過信、慢心になり易く、注意力が散漫になってしまいがちだからです。
現在ペーパードライバーである方にとっては、「おいおい、その前に・・・」 な心境だとは思いますが、是非頭の片隅に留めておいて下さい。
きっと貴方は運転できるようになりますし、その後に襲ってくるのは 「慣れによる注意力の欠如」 ですからね^^)